サックスの鳴らないリードを捨てるのは、お金を捨てるようなもの。知っておくと損しないおすすめリード調整術を公開
サックスのリードって結構高いのに、一箱10枚あっても使えるなリードはたった1枚だけってこと、よくありますよね
この記事はこんな方におすすめ
- リードの選び方を知らない人
- リードの調整の仕方を知らない人
- 裏技的「魔改造」に興味がある人
鳴らないリードを使えるようにする結論
-
リードの位置の調整
-
リードの先端をカットする
-
リードの表面を削る
-
👿魔改造、リードに「穴をあける」
理由
そもそも、あなたは「よく鳴るリード」の見分け方を知っていますか?
「よく鳴るリード」の見分け方
サックスのリードは、表面をぱっと見ただけである程度は良い、悪いを見分けられます
天然犬リードは葦(あし)という木でできています
木なので繊維が通っています
この写真のように、リード表面を繊維が全体に均等になっていると「良いリード」です
しかしこの繊維状態が、まばら、かたより、まっすぐじゃない
この状態は良くなりません、ほぼ「はずれリード」です
では全体表面に滑らかにバランスが取れて繊維が流れていればいいかと言うと、そうでもありません
なぜならば木の内側の繊維の状態というのは、見た目ではわからないからです
吹いてみないとわからないのはこのためです
では吹いてみて鳴りづらいリードは、どのようにして調整したらいいのでしょうか
1,リードの位置をずらす方法
一番手軽でシンプルな方法ですが、マウスピースとリードのセッティング位置を変えることで解決することがあります
A:もしリードの鳴り方に強い抵抗感を感じる場合は、マウスピースの先端よりほんの少し「下げ気味」にして位置を調整します
俗に言う「髪の毛一本程度の調整」というやつです(笑)
リードの位置を少し下げてあげることで抵抗感が少なくなり、鳴りやすくなります
B:鳴り方が「ペラペラ」するような軽い感じ、この場合は逆にマウスピースの先端より少し上に「上げ気味」に調整してみてください
音に芯が加わってしっかりした音になります
この位置を変える方法が調整の専用道具もいらないので一番手がかからず、シンプルな方法になります
2,リードの先端をカットする方法
専用のリード・トリマーという道具を使ってリードの先端をカットして調整する方法になります
リード・リマーはこちらになります
主にリードのなり方がペラペラして、コシがないリードに対して有効です
専用の道具にリードをセッティングしてカットするだけです
この場合どれくらいカットすればいいのかが、難しいところであります
コツは少しカットして吹く、少しカットして吹くを繰り返して、自分にとってベストな状態を見つけることがポイントになります
この方法聞いて、疑問に思った方がいるかもしれません
「道具を使わなくても、自分でカッターやハサミを使えば、いけるんじゃないの」と思った方もいると思います
昔、私はその方法を試してみました、カッターでやったこともありますし、ハサミでチャレンジしたこともあります
結果は全く駄目です
マウスピースの先端の形状に完全にフィットする正確さ精度がなければ、音はならないのです
「豆知識」 サックスの発音原理について
サックスはよくリードが振動して鳴る楽器という風に説明されますが、正しくはリードが空気の流れで振動して、マウスピースの先端に付いたり、離れたりを超高速で繰り返していることで、音が発生しているのです
ですから、リード単体だけの振動によって、音が鳴るわけではありません👍
3、リードの表面を削る方法
リードの表面を0.何 mm という超薄い単位で削ることで、リードの振動領域を変化させる方法になります
一昔前まではトクサという植物を使って調整する人がたくさんいましたが、現在はそのトクサ自体をなかなか入手できないできません
ですが、今はこんないい商品があります
Reed Geek(リード・ギーグ)/リード調整ツール/Universal Reed Tool
リードに軽く少しな触れる程度で効果があります
表面を「さっさっ、、」やさしくなでる、というイメージです
一度軽く表面を「さっさっ、、」やさしくなでて吹いてみて、試しに吹いてみましょう
それでもあまり効果がなければ、もう一度さらに表面を「さっさっ、、」やさしくなでる、、また吹いてを繰り返してみましょう
このようにして、自分に合ったベストの状態を探していきます
この表面を削ることの代用品としては、紙やすりやカッターの刃の背の部分を使う、という方法もあります
しかし、ちゃんと調整をしたければやはり「リード・ギーク」一択になります
そして、裏技的「魔改造」
裏技に興味がある方は、大変お待たせいたしました(笑)
つまりリードに穴を開けるという方法です
穴といっても完全に穴を開けて貫通するのではなく、穴のくぼみをつけるというのが正しい表現です
穴をつける位置は様々あります、1か所から3か所など、穴を開ける位置や数によって吹き心地が変わります
(画像データhttp://www.kit.hi-ho.ne.jp様より借用)
まずは1か所穴をつけて吹いてみて、それでも変わらないようであれば、数を増やしていくこのようにしてベストの状態を探してみましょう
穴を開けるものは先端が尖った「キリ」で十分です
道具のお取り扱いの際は、手を怪我しないように十分注意してください
でも、なぜ穴を開けることで吹きやすさが変わるんでしょうか
これは穴をつけることで、リードの材質である木の「繊維」をカットする、という状態になります
つまり振動する幅を短くして、鳴らしやくするという原理です
この方法を考えた人はすごいですね
以上が魔改造を含めたリードの調整の全てになります
はい、これで全てになります、、
え?これでもダメ?
そんなあなたは、もはや天然ケーンリードではなく「樹脂製リード」の方が向いているのかもしれません
樹脂製リードをお勧めする関連記事はこちらになります
ということで、魔改造まで含めた調整を説明しましたが、この方法によって今まで使えずに捨てていたリードをもう一度使える状態に復活することができます
リード購入費用の節約にもなりますし、地球に優しい「エコ」なサックスプレーヤーにもなれます(笑)
手間がかかることも多いサックスですが、だからこそ奥の深い世界ですし、奥の深い音楽が生まれるのではないでしょうか
リード選びや調整もひっくるめて、サックスを楽しめたらいいですね
それでは今回のまとめです
鳴らないリードを使えるようにする結論
-
リードの位置の調整
-
リードの先端をカットする
-
リードの表面を削る
-
👿魔改造、リードに「穴をあける」
理由
この記事を最後まで見ていただき
ありがとうございました!
それでは、また、、
HAPPY SAX STYLE
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サクトでした
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もう、リードないですよ、、
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