【タンギング完全版Ⅲ】サックスのタンギングとアーティキュレーションの関係を知るとサックスの表現力が93%も上がる

いい音

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あこがれのあの曲を吹きたければ必読、サックスを吹く時に欠かせない4つの演奏技法

この記事におすすめの人

  • サックス初心者の方
  • タンギングを使った表現方法を知りたい人
  • サックスのアーティキュレーションを知りたい人

この記事を読むことでわかること

サックスのタンギングによるアーティキュレーション(音の表現方法)を知ることができます。具体的には、スラー、テヌート、マルカート、スタッカート

目次

はじめに:アーティキュレーションとは

  1. スラー
  2. テヌート
  3. マルカート
  4. スタッカート
はじめに、アーティキュレーションとは

そもそもアーティキュレーションとは、以下の通りにまとめることができます

  • 音の形そのものに、変化をつける
  • 音と音のつながり方に、変化をつける
  • 音の強弱をつける

今回はタンギングに特化しているため、音の強弱は省略します

音の形、音と音のつながりに注目します

楽譜でもよく見る、スラー、テヌート、マルカート、スタッカートを取り上げます

タンギングによる、様々な音の表現方法を見ていきましょう

1、スラー(レガート)

はじめ

  • 音の立ち上がりの時のみタンギングをします
  • 息は一定量のまま吹き流します
  • キーを操作して音声を変える

注意

  • キーを変える時はタンギングしない
  • 息の一定量を保つためにたっぷり息を吸うこと

Slur

ポジティブポイント

音の移動が滑らかで、優しい表現ができるジャズのフレーズの場合、強拍に対して弱い拍を表現するときに、用いられることもある

ネガティブポイント

音の輪郭がハッキリしないため、ぼやけた印象になりがち

 

2、テヌート

はじめ

  • 音の立ち上がりの時にタンギングをする
  • 息は一定量のまま吹く
  • キーを操作して音声を変える時にもタンギングする

注意

  • キーの操作と同時に、タンギングをする
  • 息の量を一定量キープする

Tenuto

ポジティブポイント

  • 音の移り変わりの輪郭がハッキリする
  • 早めのメロディやフレーズでも音が聞き取りやすくなる

ネガティブポイント

  • 全ての音でテヌートを使ってしまうと、幼稚な印象を受けてしまう

コメント

現在の歌謡曲などでは、しゃべり言葉のメロディーが多いです

例えば、サザエさんのテーマの「おさかなくわえた」の「さかなくわえ」は、音程は変化しないが、この6文字を表現するために、タンギングを使ってテヌートで演奏することが必要になります

 

3、マルカート

はじまり

  • 音の立ち上がりはタンギングする
  • 鳴ったと同時に、息をコントロールして音の形をしぼませる

注意

  • 音をしぼませるときのテクニックが必要
  • お腹で息を支えつつも出てくる力の量を少しずつ減らす
  • 音を減らす時に顎を動かしてピッチが変わらないように注意する

Marcato

ポジティブポイント

音のツブが明確、躍動感をつける時に用いられる

ネガティヴポイント

なし

コメント

音が減衰してしぼませる楽器は、ピアノやギターがあります

そういった楽器の曲をイメージする時に、マルカートは有効です

 

4、スタッカート

はじめ

  • 音の立ち上がりの時にタンギングをする
  • 鳴ったと同時に再度タンギングで舌をリードにつけたままで音を強制的に止める

注意

  • 鳴ると同時に音を止めるので、舌の素早い動きが必要
  • ヒントとして、タンギングの時に「ティン」という言葉をイメージするとやりやすい

staccato

ポジティブポイント

  • 音のツブ、輪郭がハッキリする
  • バイオリンの弦を指でつまんで弾く演奏の、ピッチカートのような音を表現できる

ネガティブポイント

なし

コメント

音のツブが非常に小さいので、スラーやテヌートで演奏している時にスタッカートを使うと、音の変化が大きいので、インパクトの強い印象を与えることができる

 

以上、4つの表現方法を見てみました

実際には、今回触れなかった音の強弱、音質の明るさ、暗さなどをも加わると実に様々なサックスの表現方法が出来るようになります

サックスの練習でとても大切な、スケールやアルペジオの練習は、ついつい単調になりがちです

ですが、このアーティキュレーションの練習を加えることで、たとえルーチンなスケールであっても様々な表現をつけて練習することが可能になります

実際的な曲の練習やフレーズの練習でもこのアーティキュレーションは欠かせません

(サクト)
(サクト)

あなたも今回ご紹介した4つの技法をマスターして、楽しんでサックスを吹いていきましょう

それでは今回のまとめです

アーティキュレーションとは

そもそもアーティキュレーションとは、以下の通りにまとめることができます

  • 音の形そのものに、変化をつける
  • 音と音のつながり方に、変化をつける
  • 音の強弱をつける

演奏技法が4つありました

  1. スラー
  2. テヌート
  3. マルカート
  4. スタッカート

これらを用いてアーティキュレーションを意識して演奏をするとサックスの演奏表現が各段に広がります

以前、タンギングに関する関連記事がありますので、是非見てください

それでは今回はこれまで

この記事を最後まで見ていただき

ありがとうございました!

それでは、また、、

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